簡単なブロッキングとやり方解説

 

こんにちは、ヘアスタイリストのRyoです。

 

ブロッキングはヘアアレンジや綺麗な巻き髪を作るためにも大切な工程ですが、どんな風にブロッキングをしたら良いのか、プロでもない限りいまいちピンとこないと思います。

 

この記事では、そんなブロッキングについてわかりやすく解説していきます。

 

ブロッキングの取り方はスタイルによって異なるものなので、ここでは主に

  • 基本のスライスの取り方』
  • 『巻き下ろしのための簡単なブロッキング方法』

について紹介しています。

 

特に難しい事ではないので、「セルフで綺麗な巻き髪を作りたいと思っているならぜひ取り入れてみてくださいね。

 

ブロッキングとは?

ブロッキングとはヘアセット(ヘアアレンジ)をする時に『髪の毛を扱いやすいようにいくつかのブロックに分ける事』をいいます。

 

美容師さんにセットされると、だいたいのアレンジはブロッキングされますよね。

これは、扱わない部分の毛束を避けて作業をやりやすくしたり、ヘアセットの手順を明確にするためです。

 

またブロッキングはヘアセットの設計図みたいなものです。

一度作ったアレンジのブロッキングを覚えておけば、近いものを再現する事も可能になります!

 

 

そしてここで紹介する「巻髪にしたいときに使うブロッキング」は、主に巻き残しを防いだりカールを均一につけて仕上がりを良くする効果があります。

それ以外にも、カールの持ちを良くしたいと感じたときに、細かくブロッキングをして丁寧に巻くことで、カールの持ちがUPします。

 

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ブロッキングに使う道具

ダッカール(髪を留める為のクリップのようなもの)

ブロッキングした時の毛束を仮止めしておくために使います。

関連記事▶︎ダッカールの種類と使い方

 

・ヘアセット用コーム(指でもOK)

スライスをとる(髪を分ける)時に、持ち手であるテール部分を使います。

指も使えますが、より綺麗に分けるにはコームが便利です。

 

ブロッキングのやり方・図解

ブロッキングの解説の前に、ブロッキングをするために必要な技術を解説していきます。

1.スライスのとり方(髪をわける)

2.髪をまとめて留める

特別むずかしいことはありませんが、順に解説していきますね。

 

スライスのとり方(髪をわける)

1.髪をわけたいスタート地点にコームのテールを置いて、ゴール地点に指をおきます。

 

2.スタートからゴールに向かい真っ直ぐ、テールの先を頭皮に這わせるように動かします。

頭の丸みを意識してとりましょう。テールの先が頭皮から浮いて線がガタガタにならないよう注意!

 

3.ゴール地点までいったら、スライス線を境目に髪をわけます。

この作業をわけ取りたい部分に使っていきます。

巻き下ろしなど、ざっくりとしたスライスでいい場合は、テールの代わりに指を使ってもOKです。

 

<補 足

 わけ取りたい距離が長い場合は、スタートから半分の位置に「仮のゴール」を設定してスライスをとります。

次に仮のゴール」にした部分を「スタート」として、残りのスライスをとりましょう。

この方法を使えば、好きな形に自由にスライスをとる事ができます。

 

<例:画像参照>

A地点からスタートし、B地点を「仮のゴール」にしてスライスをとる。

次にB地点からスタートし、C地点までスライスをとります。

 

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分け取った毛束を留める(ブロッキング)

ダッカールで髪を留める時に、毛束を上手くまとめるやり方を解説していきます。

 

1.スライスをとって分けた毛束を軽く梳かす。

 

2.毛束を手にクルクルと巻き付けていく。

 

3.巻き付けたら、そのまま手首を返しながら上に向かってねじり上げます。

 

4.出来た毛束の輪っか部分にダッカールの下側を通してはさみます。

これで、綺麗に留めることが出来ました!

 

スライスを取る→髪を留める、を必要な箇所に繰り返してブロッキングを作っていきます。

 

すぐ出来る!簡単で実践的なブロッキング

セルフアレンジにおすすめな、簡単なブロッキング方法を3つご紹介します!

用途に合わせて使い分けてくださいね。

1.楽チン巻き下ろし用ブロッキング

巻き下ろしスタイルを作るときに便利な、お手軽ブロッキング法です。

髪を上下2つに分けるだけでOK!

①→②の順番でに巻いていきます。

 

ざっくりラフな巻き髪にしたいときに使えます。

 

2.細かめ巻き下ろしブロッキング

※ブロッキング箇所を色分けしています。

 

先ほどの「楽チン巻き下ろし用ブロッキング」より細かく丁寧にブロッキングしています。

 

耳を基準に前後でわけて、後ろを3段、両サイドを2段でわけています。もちろん、もっと細かく分けてもOKです。

 

正面は前髪の分け目によっては、片側がヘビーサイド(量の多い側)となります。

その場合は画像のように、ヘビーサイド側のみ3段に分けるとより綺麗です。

 

  • 毛量がかなり多い
  • しっかりデザインして巻いていきたい
  • カールがとれやすい

なんてときにオススメ。

かなり細かいブロッキングなので、きちんと巻ければプロのような仕上がりに!

 

3.簡単ハーフアップのブロッキング

 

ピン3本で出来る簡単なハーフアップを作るためのブロッキングです。

トップ・両サイドの3ブロックにわけて、の順でピンを留めたら簡単ハーフアップが出来上がります!

 

順番通りにピンで止めた画像です。

 

最後に飾りをつければ、普段づかい出来るシンプルなハーフアップの完成!

トップやサイドを引き出してルーズ感を出したり、髪を巻いてアレンジしてみてくださいね。

 

おわりに

ブロッキングは何気ない作業のように思えますが、実はとても大事な作業です。

アレンジ初心者の人こそ、最初のうちはきっちりとブロッキングをとってセットしましょう!

 

それにより一つ一つの工程が丁寧におこなえるため、失敗が減り、アレンジのクオリティーも上がっていきます。

 

「急がば回れ」と言いますが本当にその通りで、横着して何度もやり直すよりも、結果的にセットも上達も早くなるはずです。

 

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