今回は着物に合うシニヨンスタイルの紹介です。
丸めのシルエットで毛先をしまいこんだシンプルなスタイルなので、どんな着物やアクセサリー類にもマッチしやすいです。
こんな場面に
- 結婚式
- パーティー …など
ヘアスタイルのイメージと解説
シニヨン部分を丸くする事によって可愛いらしい印象になってきます。
こういった丸いシルエットで作れば、老けた印象にはなりませんので、和装の髪型に慣れていない方にもオススメなスタイルです。
髪型自体もシンプルにすることで、どんなデザインの着物や飾りにも比較的合わせやすくなっています。
必要な髪の長さ・毛量
このスタイルを作るのに最適な長さはセミロング〜ロング以上あるとちょうどいいです。
下めにボリュームを作るスタイルは結んだ時にある程度の長さが必要になります。
毛量は少なすぎなければ問題ありません。
※このアレンジに使用した簪は華工房様からご提供頂いたものです。
スタイルの作り方紹介
ここからはこのスタイルの作り方の紹介です。参考程度にご覧ください。
アレンジの手順とポイントの解説
最小限のベースで作る場合はホットカーラーの38mmでハチ周りくらいまでを巻いておきます。
ブロッキングはかぶせる部分だけ残して残りは結んでおきましょう。
シニヨンを作る
結んだ部分をシニヨンにしていきます。使うすき毛は丸く形を整えておきます。
シニヨンの部分の作り方はコチラの記事が参考にしてください。
⇒和髪にも使える!簡単で早いシニヨンベースの作り方
トップに逆毛を立てる
トップに逆毛を立てて被せていきます。
2cmくらいの厚さでスライスを取っていき、なるべく全体に均一に入るように逆毛を入れていきます。
今回はオールバックで仕上げたので、前髪部分もつながるように全て逆毛を入れてます。
逆毛についてはコチラで詳しく解説しています
⇒逆毛の立て方 ボリュームの出し方と応用テクニック
逆毛が立て終わったら、表面の髪の毛だけ綺麗に梳かし、仮止めしていきます。
慣れてきたら、仮止めしない方が早く仕上げられますが、最初の内は仮止めしておいた方が楽に作れます。
毛先をまとめていく
仮止めした毛束を固定していきます。
どちらからでも大丈夫ですが、中心をずらした状態で分けます。
少ない方の毛束は丸めてしまいこんでおきます。
残りの毛束は左から右へ流すように梳かして被せていきます。
余った毛先部分はコームのテール部分をうまく使いながら、シニヨンの裏側にしまいこんでいきましょう。
しまいこむ時はネットのゴムの内側に入れ込むようにしまい込むと綺麗にしまえます。
毛先を全部しまいこんだ状態まで出来たら、隙間ができてしまった部分を丁寧に整えていきます。
すき毛が見えないように毛束を広げたりして丁寧に全体を整えたら完成です。
まとめ
丸いシルエットのシニヨンは和装の髪型に慣れていない方には特にオススメです。
大人っぽく見えがちな和服姿をかわいらしく見せることができ、どんな着物にも合わせやすいので髪型に迷っている方は一度挑戦してみてくださいね。