今回は、和髪や着物に合うヘアアレンジをしたときに
大事な簪を落とさない為にしっかりと固定出来る小技
を紹介していきたいと思います。
簪って取り付ける時にしっかりと固定しておかないと、歩いた時の振動や頭の動きなんかで徐々に浮いてきて落ちてしまう場合があります。
簪は高価なものも多いので、落としたりして壊れてしまったり、気づかずになくしてしまったら気分が下がりますよね。
美容室で取り付ける場合にはしっかりと固定していきますが、ご自身でつける時には今回の紹介する小技を使って頂くと簪を落とすリスクが減るので、着物をよく着られる方は参考にしてみてくださいね。
いくつかあるので順番に解説していきます。
簪固定方法その①:簪にゴムを巻きつける
一番手軽で簡単な方法です。
巻きつけるゴムは輪ゴムでも大丈夫ですが、ツルっとした質感のゴムよりもザラっとした質感の輪ゴムを選ぶとさらに良いです。
輪ゴムを巻きつけておくことによってゴムが滑り止めになります。
滑り止め効果を強める為に、ザラッとしたゴムをオススメします。
ゴムを巻きつける事によってちょっと差しにくくなってしまいますが、グッとしっかりと押し込んであげれば、それだけでも抜けにくく安定します。
簪固定方法その②:Uピンを差して補助
簪を差した後に角度を変えてUピン(ネジピン)を差す事によって外れにくくする方法です。
例えば簪についている小さな穴の部分に引っ掛けて差したり・・・
一度簪を差した後にUピンを上からおさえるように、少し角度をつけながら差してあげます。
こうする事によって、ただ簪を取り付ける場合よりも安定しやすくなります。
ですが、この方法は慣れていないとちょっと難しく、意味のない所にピンを差しても固定できないので、①のやり方を使いつつ、さらに心配な場合などに合わせて使うのがいいかと思います。
簪固定方法その③:簪に命綱をつける
このやり方はちょっと手間がかかりますが、一番安全かつ、安心な固定方法です。
写真のように、簪に紐状のゴムを結び、その先にアメピンを結んでおきます。
取り付け方は写真のように普通に簪をとりつけ、ぶら下がったアメピンを見えない所に差すだけです。
見本に使ったデザインはシニヨンスタイルなので、シニヨンの裏にアメピンをとめました。
こうしておく事により、万が一簪が外れてきてしまった場合でも・・・
写真のように、ゴムが命綱となり落として壊す、失くすといった事がなくなります。
この写真のように、簪を下から取り付ける場合は何もしないと普通に差す場合よりも落ちやすいので、心配な場合は命綱をつけておくと安心ですね。
まとめ
落ちない簪の取り付け方の紹介でしたがいかがでしたでしょうか?
ちょっと手間はかかりますが、簪を付けていく際にはしておいた方が絶対に安心です。
もちろん紹介したやり方を全てやる必要はありませんが、ちょっと変わった位置に取り付けたい場合や絶対に壊したくない簪がある場合は、複数のやり方を合わせる事によって安全度は高まっていきます。
以上、大切な簪(かんざし)を落とさない為の取り付け方・固定方法でした!