こんにちは、Ryoです。
今回はちょっと気になる質問をいただきましたので、それについての僕の見解をシェアしていきたいと思います!
Q.「アメピンを挿す時の向きについて。
アメピンは短い方と長い方がありますが、どちらが頭皮側なのでしょうか?
上という人もいれば下という人もいて混乱しています。」
質問をいただいてからいろいろ検索してみたところ、確かに
「頭皮側に短い方を持ってくるのが正解です」
と書いてあるサイトもちらほらありました・・・。
ちょっと驚きです。
ただどれも「短い方を頭皮側にすると留まりがいい」と書いてあるだけで、
なぜ短い方を下にすると留まりがいいのか
を理論的に解説しているサイトは見つけられませんでした。
僕の個人的な意見は、まぁ正直・・・
留まればどっちでもいいんじゃないかと思っています!
セルフアレンジなどは特に思いますね。
アメピンは見せるものでもないし、留まりさえすればどちらが正解とか不正解とか関係ないですよね。
ただこのままではあまりに適当だと思うので、もう少し掘り下げていきますね。
本当に強度がそこまで変わるのか・・・
僕はピンの短い部分と長い部分、どちらが上でも留まり具合はさほど変わらないと思っています。
理由は、ピンの形からもわかります。
まずピンが髪を物理的に挟む範囲は、画像の印部分です。
先っぽで二股にわかれますが、その部分は最初から開いてしまっているため、挟む力はもちろんありません。(この先端はピンを指で開きやすくするためにあるものだと思います)
ですから実際にアメピンの向きがどちらであろうと、髪を挟む範囲は同じだと言えます。
あとは強度の違いですが、試しにどちらのパターンでも留めて試してみましたが、違いはとくに感じられませんでした。
ただこれは一般的なアメピンの話であって、ちょっと形が特殊なものなどは、その限りではないかもしれません。
例えば、セルフ用で見られるウェーブが大きいタイプのもの。
通常アメピンは、波がないストレートタイプの物の方が留まりがいいと言われています。(挟んだときに、ピンと髪の隙間が少ないから)
ですから画像のように大きくウェーブしたタイプは、ストレートに比べると強度があまりありません。
もしこのタイプをセットで使いたいと思ったとき、ウェーブ側を下に持っていくことで、ストレート部分がウェーブ部分を押し付けてくれる(かもしれない)ので、留まりがよくなることもあるかもしれません。
短い側を下にして使う時の問題点
※ここはあくまでも僕個人の意見で、実際にそういう留め方をしている方を否定するわけではありません。
先にも書きましたが、僕は『短い方が上、長い方が下(頭皮側)』で実際に使っています。
そして長い方を頭皮ギリギリまで近づけて留めることで、セットの強度を上げています。(頭皮とピンに隙間があるほど緩くなります)
しかし、もし短い方を頭皮側に使ってしまうと・・・
先頭の反り返っている部分が、ピンを通すときにお客様の頭皮を削ってしまうことがあるかもしれません!
ちょっと怖いですよね・・・^^;
それを防ぐには、頭皮からわずかに浮かせないといといけなくなるので、結果的に強度が下がってしまいます・・・。
ピンの強度はどちらも変わらないというのが僕の考えなので、人にセットする立場としては、あえてそんなリスクのある留め方はそうそうしないかなぁと。
お客様の中には頭皮神経痛持ちで、常に頭皮が敏感な方もいらっしゃるので特にそう思います。
・・・正解・不正解はないとしつつ否定的な感じになってしまいましたが、
今現在短い方を下にして留めている方は、それに慣れているでしょうから弊害がない限りそれで良いと思います。
もし頭皮への刺激が心配な方は、玉付きのアメピンを使用するのが良いですよ!
『短い方が頭皮側』の活用法
アメピンをデザインピンとして使う場合は、むしろ『短い方を頭皮側』に留めた方が綺麗にみえます。
通常の使い方では、ウェーブ部分と先頭の反り返った部分が邪魔をして、三角形の角が綺麗に見えません。
しかし短い方を頭皮側にしてストレート部分を表面に持ってくることで、三角形の角がバランスよく、そしてピンの表面も均一に光を反射して綺麗に見せることができます。
このようにデザインとしてピンを打つ場合は、逆向きにする事でクオリティが上がって見えますよ!