今回はヘアセットやヘアアレンジでよく使うスタイリング剤の種類や使い方の紹介をしていきます。

 

それぞれスタイリング剤の種類を覚えて効果的に使用する事で、よりセットしやすいベースを作る事ができます。

これにより、狙った質感を出したりクオリティーを高める事に繋がります。

 

スタイリング剤の選び方や使用方法は、作り手によって変わってきますので、自分の個性が出せる部分でもあると思います。

 

ここで紹介する使い方は、僕がよくヘアセットで使用する使い方を解説していきますので、一例としてぜひ参考にしてみてくださいね!

 

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スタイリング剤の使い方

スタイリング剤のタイプは大きく分けて、ベース系とスタイリング系に分けられます。

 

  • ベース系ヘアセットをするうえで最適な髪の状態へ調整する役割
  • スタイリング系カールを出したり、作った形をキープする

 

ですから使う順番は、ベース系→スタイリング系と使っていく事が多くなります。

 

では、種類別にもう少し詳しく解説していきましょう。

ベース系

ベース系は主にヘアセットする前の髪の状態を整える時に使います。

他にもあると思いますが、僕がよく使うのは以下のタイプです。

 

カールローション

 

ベースを作る段階で、一番はじめに使用することが多いのがカールローションです。

 

つけたカールを長時間キープする目的と、髪をアイロンの熱から保護するのが主な目的です。

 

霧吹きやスプレーボトルに入っていることが多いカールローションは、髪の中間から毛先に吹きかけてブラッシングで馴染ませて使います。

全体的にしっかり馴染んだら、カーラーやアイロンで巻きましょう。

 

ヘアオイル

 

“洗い流さないトリートメント”という商品名で売られていることもあるオイルです。

普段はシャンプー後、髪を乾かす前になじませて、髪のダメージを防いだり手触りを良くするために使われることが多いですね。

 

ヘアオイルはベース系カテゴリにしていますが、スタイリング剤として使うこともあります。

 

ベース剤として使う場合は、カールローション同様、はじめに軽く馴染ませる程度につけます。(乾燥やパサつきが気になる場合)

このとき、ベタベタになるまでつけすぎてしまうと、熱を与えた時にダメージに繋がるので注意しましょう

量は少量で、軽く馴染ませる程度で大丈夫です。

 

スタイリング剤として使う場合は、カール系スタイルで毛先に艶を出したいとき等、仕上げにちょこっと使っています。

カールやウェーブをほぐしたい時に、手にオイルをつけながらほぐしていくことで、艶を出しパサつきを抑えられます。

 

ヘアクリーム

 

用途はヘアオイルとほとんど同じですが、ヘアクリームはベース剤としてのみ使います。

 

ヘアクリームはオイルに比べるとどうしても重たく髪に残ってしまうので、先にカールをつけてから使います。

繰り返しのカラーで髪のダメージがひどかったり、乾燥してパサつくときは、オイルよりもヘアクリームの方がよくまとまるのでオススメです。

 

僕はワックスをあまり使わないので、全体的なまとまりが欲しいときはヘアクリームを使っています。

 

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スタイリング系

形を作りやすくしたり、作った形をキープするために使います。

ものによって得られる効果が様々なので、いろいろ使って試してみるといいですよ!

 

ワックス

 

手のひらにうすく伸ばし、髪に揉みこんで使うスタイリング剤です。種類によってセット力が様々で、ソフト〜ハード系までいろいろなものがあります。

 

僕個人は、この手のひらに伸ばして使うタイプのワックスは、ヘアセットではほどんど使用していません。

理由は、手がベタつくことと、まとまりが強く出すぎると繊細な引き出しが出来なくなるからです。

 

キレイにまとめるスタイルやざっくり作るスタイルなら問題ありません。しかし、作り込む系のルーズスタイルだと逆にやりにくくなってしまいます。

 

その代わり、あると便利なのがスプレータイプのワックスです。

かけたい部分にだけ狙って使うことができ、さらにあまり固まらないので、細かく動きをつけながら少しずつ作りこみたい場合には最適です。

フィニッシュとしては使えませんが、作りながら使えるワックススプレーはとても使いやすく、気に入っています。

 

ヘアスプレー

主にセットした髪をキープするために使います。

スプレーの種類によりセット力や質感が異なるので、固める強さと仕上がりの質感で選んで使っていきます。

 

固まる強さ(セット力)はざっくりいうとソフト、ミディアム、ハード。

質感はドライかウェットで(中間もありますが)決めていくと良いでしょう。

 

スプレーワックスとの違いは、スプレーワックスはウェットよりの質感で重たいものが多いです。

ですから、「仕上がりをどうしたいか」で選ぶといいですね。

 

基本的な使い方は、ソフトよりのスプレーを吹きかけながら形を作る→全て仕上がった所でハードタイプのものを全体にふりかけてキープといった感じで使っています。

 

ポマード(ジェル)

最後にポマードやジェル系スタイリング剤の使い方です。

これらは男性が使うイメージが強く、女性が使うイメージはあまり持たれないかもしれませんね。

しかし、和装や夜会巻きなどきっちりとしたまとめ髪をしたいとき、襟足などの細かな毛をしっかりとあげたいときに使用していきます。

 

全体に使わずに、あくまでも部分的に限定的に使うものと思ってください。

 

基本的には、ポマードブラシ(歯ブラシが大きくなったようなブラシ)を使います。

ブラシにポマードを少量つけて、手の甲でブラシ全体によく馴染ませ、まとめ髪の襟足やもみあげの細かな毛を撫で付けて抑えていきます。

 

油性のものと水性のものがあり、油性のものは少々重たくベタっとしますが艶が綺麗に出てきます。

水性のものは、乾くとパリっと固まりセット力は強いですが、動いた際に割れてきやすいので使いどころが難しいですね。

コンパクトに押さえつける場合は水性タイプを、ボリュームのあるふっくらとした和髪のなどは油性タイプの方が使いやすい気がします。

 

まとめ

僕はあまりワックスは使わないと言いましたが、もちろん人によってワックスをよく使う方もいらっしゃいます。

「どちらが正しい」とかではないので、自分の好きなニュアンスや作りたいスタイルに合わせて選んでいくのが一番です

 

そのためにも、いろいろな人のいろんな使い方を知っていた方が役立ちます。

ざっくりとした説明でしたが、僕のやり方もぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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